NHKプレミアムアーカイブで昨年末再放送された番組。たまたま見つけたのですが、釘付けになりました。
どんなにテレビが進化しても、香りと味という化学感覚だけは伝えられないのだなぁ~ ともどかしく感じました。その一方で、「どんな香りなんだろう」とイメージしてみる楽しみも、あります。
興味深かったのが、香に関する表現。
香を聞く(こうをきく)、聞香(もんこう)→聴覚
甘、辛、鹹(しおからい)、酸、苦→味覚
五感を駆使して、自分の受けた感覚を言語化して表現しています。
また、香合(こうあわせ)のしきたり、所作(しょさ)には、無駄のない洗練された美しさ、もてなしのこころがあふれていました。
背筋をすっとのばして、静かに香りを聞くイメージだけでも、優雅な気持ちになれる素敵な時間でした。
機会がありましたら、ぜひご覧ください。
そうそう、あさきゆめみし で、明石の姫君お輿入れのために、光る君ゆかりの女君たちが香をあわせるくだりも、好きです^^