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【おとなアロマ】~人生にもう一度恋したいアラフィフ世代に

香りとQOL向上・健康寿命延長の関連について生涯現役最強アロマ講師を目指す元製薬会社研究員がお伝えします。

アロマテラピーのバリアフリーを目指して講師活動中。 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)認定スクール アロマテラピースクールまいかオフィシャルブログです。

【精油の化学】「精油の成分分析表から何を読み取っているのですか?」

出張専門アロマ講師aromaiccaです。

大学で天然物有機化学合成を専攻していました。製薬会社研究所では、新薬候補化合物の探索合成実験をしていました。

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そして現在、AEAJアロマテラピーインストラクター試験対策講座の「精油の化学」講義担当しています。

 

精油の成分分析表から、先生は何を読み取っているのですか?

昨日、インストラクター同士の勉強会&懇親会で、この質問をいただきました。

言われて、はっ!と思いました。そういえば私…

分析表を見ながら、無意識に「ふんふん」とやっていることがあります。

嗅ぐ前に、「たぶん、これとこれは似てるよね」と想像してみる。

実際嗅いでみて、「やっぱりね(ニヤリ)」と思ったり、「あっ、違った。特徴成分の影響って強いんだな~」とか。

 

どうやら、その無意識にやっていること、が周りの人には不思議らしいので、記事にしてみることにしました。精油の化学がこんな風に役に立つんだ!って思っていただけたら嬉しいです。

 

成分の分子量(体重)=かおりの重さ、軽さ(揮発性)

モノテルペン系が多ければ、香りが飛びやすい。

セスキテルペン、ジテルペンが含まれていると、香りが残る。

スプレーやトリートメント用にブレンドするときに重い香りの精油は控えめにしよう。

コールドプロセス法で作る石けんなら、香りが残るように、アルカリに強くて、かおりのつよい精油を選んでみようかな。

 

アルデヒド類、ケトン類、酸化物系、フェノール類の含有量(安全性)

皮膚刺激、神経刺激があるから、含有量を確認して、つかう滴数を判断しよう。

構造活性相関的に「ホルモン様作用がある」と判断されている成分はどれくらい含まれている?

なんたって、毒になるか薬になるかは、摂取量によるのだから。

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水への溶けやすさ、溶けにくさ(親水性・疎水性)

官能基のない炭化水素類(C, Hのみ)は、水溶性基材には混ざりにくいな。

スプレー作りの時はエタノール多めに使ったほうがよさそう。

でもアルコールでかぶれる人もいるから、用途に注意しないと。

 

かおりのイメージ

ピネン系→木っぽい?

エステル系→花、醸造酒っぽい?

フェノール類→薬っぽい?

アルデヒド、酸化物→鋭い感じ?

 

ブレンドのヒント

違う精油でも、同じような成分がメインで入っていたら、混ぜても変わり映えがしないだろうな。

重い香り、鋭い香りがする精油は控えめにつかおう。

 

こんなことを3秒くらいでざっくり判断しています。そうか、普通じゃなかったんだ。ヤッター!みんな知ってることだと思ってた!

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だからさ、もっとわかりやすい言葉で!

はい、わかります。そのお気持ち。

実際の授業では、

分子模型を使ったり、

成分の分類をマトリクス状にしてみたり、

あえて構造式を見てもらったりして、

目で見て納得、資格取得してからもう一度受けたい授業と言われています。

普通ではない、ということがわかったので、もう少し噛み砕いた講座を用意します。夏までにやります。虫除けスプレー作りでなぜこの精油を選ぶのかを聞かれて困らないように。どうぞお楽しみに!

 

一緒に、分析表を読みながら、ニヤニヤしてみませんか?