AEAJ復興支援プロジェクトに2012年から参加しています。
名取市、東松島市、石巻市、と北上して今回、釜石のちょっと手前、陸前高田市、大船渡市へ行ってきました。
パーソナルブログでレポ済ですが、違った視点でまとめるまでに、時間がかかりました。いまでもまだ、もっと伝えたいことがある、そんな気持ちです。
すべて一期一会の経験
石巻子そだてフェスタのように、「また会えたね」ということもありますが、いつも一期一会と覚悟をして臨んでいます。
同じ空気、同じ腕、同じ香りは二度とありません。かけがえのない体験です。
初めてアロマテラピーを体験する方、ハンドトリートメントを体験する方が多いと思われますので、とにかく安全に、「なんだかここちよいな」「何気なくおしゃべりしたら気が晴れたな」など、ひととき、ちょっとした気晴らしになれば、QOLが向上するのではと思うのです。
QOLとは
Quality of Lifeの略です。
生活の質、と一般的には言われますが、私は「人生の質」とまで広げられると考えています。アロマテラピーはなくても生活に困らないけれど、あるともっと気持ちが豊かになり、笑顔が増える。かおりの力、そんなことを強く体感するのも、復興ボランティアならではです。
災害ボランティアに入る方にお薦めしたい文献
aromatopia No.138 - フレグランスジャーナル社 香りで美と健康を科学しクリエイトする出版社
特集:セラピストのための災害ボランティア手帖
予め、先輩方の経験を知っておくことで、自分ならどうするかと考えておくことができます。自分で考えぬいておくということが大事だと考えています。
そして、失敗しても引きずらない。
わたしたちの震災物語 ハート再生ワーカーズ (愛蔵版コミックス)
- 作者: 井上きみどり
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/11/18
- メディア: コミック
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新潟で赤ちゃん連れの家族を受け入れるプロジェクトを行っていたということは聞いていました。それでも、周りの非難を気にして、自分を守る行動をためらっていたということに絶句…。そして同じことが熊本でも起きていた、と聞きました。
これはもはや土地柄、じゃないですね。非常時に何を優先すべきか、ということが社会的に共有されていないのだ。
- 作者: 佐藤 信一(写真)
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2011/09/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あの日までと、あの日からのことが撮り続けられている写真集。
5年経ち瓦礫が無くなり、更地になって工事だけが行われていると、見知らぬ土地からやってきた人は、そこに何があったかがわかりません。草むらに目を凝らすことができるのもいつまでか…
AEAJボランティア部会の方が、アロマとは関係なくごく初期に南三陸を訪れ、掘り出す活動を行ったという話をされていました。「土に触れていたためか、今でも心をかの地に置いてきた気がする…」と、おっしゃっていたのが印象的でした。
おみやげ
今回いただいたおみやげをご紹介します。
奇跡の一本松をイメージして作ったバウムクーヘンだそうです。
プレーン、チョコ味あります。差し入れ、ありがとうございました。美味しくいただきました。
大船渡のコンビニにも売っていたサヴァ缶。オシャレなパッケージです。国産サバのオリーブオイル漬け。さっぱりといただきました。ストーリーはこちらから。
それぞれの町で語り部ツアーも始まっているようです。東北方面にお出かけの際は、新幹線(山側)から、沿岸に(海側)にも足を延ばしてみませんか?
東日本大震災復興支援プロジェクトに登録を
11/6のアロマテラピー検定お疲れさまでした。
この先AEAJ認定アロマテラピープロフェッショナル資格を取得されましたら、ぜひボランティア勉強会に参加したり、復興支援ボランティアに登録をお薦めします。
イベント運営、クラフトづくりやハンドトリートメントなど、資格に応じたいろんな学びがあります。
自分のタイミングで、参加できます。
(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマの資格を活かす | アロマテラピーボランティア
全国の同じこころざしをもった仲間に出会えるのも、なかなかない機会です。
fbなどで連絡先を交換すれば、離れていても「ああ、みんな頑張ってるな!」と励みになります。ぜひご一緒しましょう!