今月は勉強会に参加できました!
音声訳の班別勉強会で、先輩方がご自身で選ばれたテーマを読んだものを拝聴しました。
目を閉じて聴いていると・・・文章そのものの良し悪しが浮き彫りになると感じました。
もちろん、利用者が聞きやすいように声の強さ・高さ・間のとりかたなど、読み手はとても注意を払っています。
でも、もともとの文章が何が言いたいのかわからない文章では・・・聞き手は頭の中がこんがらかってしまいます。
何を伝えようとしているのか、どこが着地点なのか、わからないままの話は集中して聞けません。途中であきらめてしまいます。
人に何かを伝えようと文章を書くときは、音読して録音して聞いてみたらいいんじゃないかな と思ったところで
これって、プレゼンテーション練習の時と同じだ!と気が付きました。忘れないようにメモメモです。
要約筆記は音声訳と逆に、視覚だけがたよりです。利用者に負担をかけずに、必要な情報をオンタイムで理解してもらうためにどうしたらいいか。
速く正確に書くことはもちろん、話の核心を理解することが必要です。
普通の会話や講演会などは原稿がありませんから、いろいろ話が流れますし、書くべきことを書き落としてしまったり、逆に結果としてどうでもいい話だったことを一生懸命書いてしまうこともあります。自分の書いたものをオーバーヘッドキャプチャー(OHC)でみると、正直、へこみます…
でもっ!ちゃんと話者のバックグラウンドをあらかじめ知っていれば、事前にお会いして話し方のクセなどがわかっていれば、もっと言えば、お話がわかりやすくきちんとまとまっていれば、もうちょっとなんとかなるかもしれない。
「自分が何かを伝えようとするときにはいろんなひとにわかっていただけるように、気を付けよう!」と思ったのでした。
それにしても・・・
音声訳も要約筆記も、どちらも経験だ と言われますが、ボランティアにいらっしゃる方はリタイアされた方がほとんど。
どちらも「通訳」という立派な専門職なのに、どうしてボランティアなんだろう?と疑問です。
職業として認められたなら、若い人にも新しい働き口になるし、サービスを必要とされている方にとってはどんなにこころづよい世の中になるだろう。・・・と求人情報を読みながら考えたのでした。
さて、この文章は読んでみてわかりやすかったでしょうか(苦笑)