同じ思いのアロマテラピー関係者、いらっしゃったと思います。
アロマのお仕事打ち合わせ前だったので、「きゃー!やめて!」と思う一方、「製作者のアロマに対する理解度はこのレベルなのか・・・アロマテラピーの認知度、まだまだだな」と冷静に今後の活動のことを考えました。
この番組エンディングには、「直接塗布はトラブルの原因になる可能性があるので、行わないように。使用上の注意をよく読むように」とアナウンサーから訂正が入りましたが・・・
最後まで見られなかったかたのために、インストラクターとして補足を。
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ハッカの植物そのものは、おなじみのハーブ、ミント類です。
(和薄荷とかスペアミントとかペパーミントその他交雑種多種ありますが、ここでは省略)
ハッカ油は薬局で購入可能で、日本薬局方データベースに収載されています。(http://jpdb.nihs.go.jp/jp/)
(↓以下引用)
ハッカ油
Mentha Oil
OLEUM MENTHAE JAPONICAE
薄荷油
本品はハッカMentha arvensis Linné var. piperascensMalinvaud(Labiatae)の地上部を水蒸気蒸留して得た油を冷却し,固形分を除去した精油である.本品は定量するとき,メントール(C10H20O:156.27)30.0% 以上を含む.
「精油」と明記されています。
蒸留されているので成分が濃縮されています。
脂溶性(疎水性)で水に溶けにくいです。
つまり、植物の水溶性成分を楽しむハーブティとは違うんです。
「ハーブで食べられるから」「ハーブティで飲めるから」となじみのある植物ほど、
脂溶性成分には、刺激の強い成分を含んでいたりします。
そんな刺激の強いものを直接触れたその手で、目がかゆくなって掻いちゃったら?
(長岡の方は、かぐら南蛮を切った後のことを思い出してください)
その手でお子さんに触れてしまったら?
そういう万が一、のことを考えて、精油の使い方をお伝えして、「安全に楽しんでいただける正しい使い方」をお伝えするのが、アロマテラピーインストラクターです。
安全な使い方を知っていれば、ハッカ油は夏の味方!
バスソルトにしたり、バスボムにしてお風呂で楽しんだり、
うちわにつけて煽げば体感温度がさがったり、
てづくり虫除けスプレーのこころづよい相棒にもなります!
(7/31追記:【参考:0.5%濃度スプレーのつくり方】⇒ AEAJアロマでクールダウンにリンク)
https://www.aromakankyo.or.jp/cooldown/
ハッカ油P 20ml/健栄製薬
¥907Amazon.co.jp
万が一にもアロマテラピーでの事故リスクがないように、日本アロマ環境協会(AEAJ)では濃度1%以下で使うようにと推奨しています。薄めるにはきちんと理由があるんですよ~
ここでも私の口癖「天然=安心」ではない!
もっとお伝えしたいこと、たくさんあります。
8月の講座予定は、またのちほど。