大人の学び直しにアロマテラピー~知って・わかって・役に立つ!抗うより優雅にエイジング

アロマテラピーはおとなの総合学習。香りとQOL向上・健康寿命延長について「10年前のわたしが知りたかったこと」を中心に、生涯現役最強アロマ講師を目指して学んでいること・最新キャッチアップ情報を現在進行形でお伝えします。

アロマテラピーのバリアフリーを目指して講師活動中。 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)認定スクール アロマテラピースクールまいかオフィシャルブログです。

【文献読んでみた】通年性アレルギー性鼻炎患者に対するアロマセラピーオイル吸入の効果:無作為対照試験

アレルギー性鼻炎を香りで緩和する可能性について報告がありました。

鼻炎症状全般、特に鼻づまりのスコアについて、精油の吸入をした場合、香りなし(スイートアーモンド油)に比べて、スコアが有意に減少しました。これにより精油の吸入が、通年性アレルギー性鼻炎症状を緩和する可能性が示唆されました。

(公社) 日本アロマ環境協会 | アロマを楽しむ | アロマの研究・調査 | アロマサイエンス研究所 | アロマテラピーが鼻炎症状に与える影響
 
紹介されていた文献の全文はこちら

本文を読んで「ん?」と思ったところはちゃんと修正が入っていました。

アブストラクトセクションでは、「ゼラニウム」を「フランキンセンス」に変更する必要があります。また、3 つのエッセンシャル オイルのラテン語の植物名は、サンタラム アルバム (サンダルウッド)、ラベンサラ アロマティカ (ラベンサラ)、ボスウェリア カルテリ (フランキンセンス) として提示されるべきでした。著者らは、同様の名前の「ravintsara」ではなく、「ravensara」エッセンシャル オイルを使用していることを確認しています。(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5078660/Google翻訳

0.2%濃度に調整したオイルを、朝と晩に5分間、通常呼吸で吸入したとあります。


ラベンサラ、ラビンサラ、ラヴィンツァラ?!

というのも、ラベンサラとラビンサラ、名前が紛らわしいですよね!
でも学名も、精油に含まれる成分も全く別物なのです。
 
ラベンサラ Ravensara aromatica
クスノキ科、サビネン・リモネン・ピネンなど、テルペン系炭化水素類が主成分。精油の安全性ガイド第2版によると、エストラゴールを11%含むことから、IFRA最大使用量0.08%に制限されています。とあります。

でもこちら▼の精油は、エストラゴールとメチルオイゲノール併せて5%以下。いずれにしろ、要注意成分が含まれています。

onlineshop.treeoflife.co.jp

 

 
ラヴィンツァラ(別名ホーリーフ) Cinnamomum camphora

クスノキ科、1,8-シネオールがメインのシネオールケモタイプと、リナロールがメインのリナロールCTとがあります。

わたしはユーカリに似たシネオールケモタイプを持っています。

www.florihana.co.jp

 

このように名前が紛らわしく著しく成分が違っていると

使う目的

安全に使える使用量

が変わってきます。だから学名・科名、さらに抽出部位を確認するのが大事、です。

 

どの成分が働いたのか?

4. discussionパートで解説されています。
ピックアップすると、
  • 1, 8-シネオール
  • α-テルピネオール
  • α-ピネン
  • サンタロール
の4つが働いてくれたと著者は述べています。

介入に使用される3つのエッセンシャルオイルには、抗炎症および抗アレルギー効果を持つ多くの化学組成が含まれています. たとえば、ラベンサラに豊富に含まれる 1,8-シネオールは、炎症メディエーターの産生を減少させることにより、その抗炎症効果が証明されていますRavensara のもう1 つの主要成分である α-テルピネオールも、その抗炎症効果が証明されています [ ]。フランキンセンス オイルに含まれるアルファ ピネンは、AR を有するマウスのアレルギー症状やインターロイキン 4 (IL-4) などの炎症メディエーターを軽減します [  ]。

α-ピネンが実際に好酸球とマスト細胞の移動を抑制することが証明されました [  ]。

サンダルウッド エッセンシャル オイルに含まれるサンタロールは、副交感神経系 (PNS) の上昇と関連しており、リラックス効果と鎮静効果があり、サンタロールは過敏な鼻粘膜の副交感神経を刺激してアレルギー反応を抑えるようです [  ]。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4808543/ をGoogle翻訳、各成分名下線はまいかによる)

 

ところが、なのです。

ラベンサラ Ravensara aromatica leafには、1,8-シネオールは微量、豊富に含まれてはいないのです。もう一つの成分、αテルピネオールも。

とすると、やはりラヴィンツァラ Cinnamomum camphora のことでは?と思ってしまいます。チャイニーズシネオールCTには、1,8-シネオール 50%、αテルピネオール 14.3%含まれていますから、ディスカッションの説明と合致します。

 

成分から見るアレンジブレンドの提案

以上のことから、わたしはより身近な精油を使ったブレンドにアレンジしてみました。

 

ユーカリ・グロブルス(1,8-シネオール)

スイートマジョラム(αテルピネオール)

フランキンセンス(αピネン)

サンダルウッド(サンタロール)

 

スッキリした、香りが出来上がりました。ユーカリ、マージョラムのちょっと苦手な部分がマイルドになったような気がします。お好みで柑橘を加えるとバランスがとれそうです。

 

4滴を0.2%にするには、

スイートアーモンド油10ml2滴で1%、10ml 4滴で2%、ということは100mlに4滴。

これを朝晩5分間嗅ぐ、というのが文献で紹介されていた手法です。

 

 

注意事項

  • アロマテラピーは治療ではありません。
  • もともとアレルギーをお持ちの方は、精油でアレルギーを発症する可能性もあります。
  • 濃度が濃くなると、トラブルリスクも上がります。
  • 服薬中の方は、かかりつけ医師・薬剤師にご相談ください。

医師にかかって必要な治療を受けるのはもちろんですが、憂鬱な季節を快適に過ごすために役立てていただければと文献をご紹介しました。

少しでも心地よくスムーズに、春を迎える参考になれば幸いです。

 

*参考資料*

www.fragrance-j.co.jp 

allergyportal.jp

 

第1類医薬品

www.flunase.jp

 

第2類医薬品

www.ssp.co.jp

www.allegra.jp

www.daiichisankyo-hc.co.jp

 

brand.taisho.co.jp

 

www.kyowakirin.co.jp

medical.shiseido.co.jp

 

www.asahikasei-pharma.co.jp

kenko.sawai.co.jp

 

morilabo.st-c.co.jp


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