「どうしてアロマをやろうと思ったの?」と聞かれる機会があったのですが、そのときすっと答えられず、もやっとしていたので、つれづれなるままに書き残したいと思います。
こどものころから香りは好きでした。
雨のにおい、芝生のにおい、土の香り。
すこし大人になってからは、化粧には興味を持たず、ひたすら香水に夢中。
香りの中にも、好きなもの、苦手なものがあることに気づきました。
トップノートが好きでも、時間が経つと苦手なベースノートが出てきてダメとか・・・
紙につけてテストするのと、身体につけてみるのとは違うとか、面白かった。
自分の香り と言える好きなものを見つけて、いつも使っていたところで転職。
転職先では香水禁止。においも環境も違うところ。自分が自分でいられなくなっていた。
環境の変化に身も心も疲れ果てた私に、遠く離れた友達がプレゼントしてくれた精油を使ったオリジナルブレンドオイル。添えられていた言葉。
いたわられ、よりそわれているという安心感。
そして、自分が天然物化学を好きだったこと、製薬会社に勤めながらも現代医療がすべてなのか、病気になりにくい身体をつくることのほうが重要なのではないかと疑問を感じていたこと、などなどを思い出してきました。
統合医療・補完医療としてのアロマテラピーに興味をもっていたのでした。
なにより、好きな精油にであったときのよろこびったら!自然にこわばった気持ちもほぐれてきます。
それは、昨年9月末にAEAJのボランティアで宮城県名取市に行ったときに痛いほど感じました。
精油の香り、生のハーブにだんだんこわばった表情がほどけていくひとたち。
なによりその場で緊張していた自分自身が緩んだこと。
そしてあの時、セラピスト資格をもっていないためにハンドトリートメントができなくてもどかしい思いをしたこと。
だから、遅れてだったけど、アロマテラピーセラピストコース受講することにした。
お金も時間もかかるけれど、自分の好きなこと、やりたいことをして、これからの人生を生きようと思った。
そして、東北の地で寄り添って生きていきたい。
そう考えたんだった。
ということを、今日までに書き残しておきたかった。半年以上、ずっと書きたくてかけなかったこと。