お久しぶりの投稿です。お知らせなどは公式ホームページを使うようになり、はてぶのhttps化が進まないこともあり、しばらくご無沙汰しておりました。
でも、そこそこ訪問者がいらしてくださるこのブログ。お読みくださって本当にありがとうございます。
丁寧にお伝えしたいことは、ここでもこれまで通り、綴りたいと思います。
さて日本で「海外では…」といいことばかりを並べて、アロマテラピーを勧めているかた。
海外からの情報、チェックしていますか?
EU規制
芳香浴用のブレンド精油に対して、パッケージ等表示が規制に対応していなかったということで、当局の注意喚起お達しが出たそうです。
規制表示といえば。
参考までに、フロリハナの「オレンジスイート」成分分析表。
分析表、ウェブで掲載されていて、とても便利です。見たことありますか?
スクリーンショットの画像です。
ご覧の通り、おなじみのごく一般的な成分が赤字でsubstances allergen アレルゲン物質となっています。驚きませんか?
初めてこれを見たときはびっくりして、精油の化学大御所に「アロマテラピーでこれ使って大丈夫なんですか?」とお尋ねしました。分量と使い方を気をつければいいんだ、ってことは今ならわかります。
ちなみにオレンジ色で標記されてるCMRとはCarcinogenic, Mutagenic or toxic to Reproduction発ガン性、変異原性、生殖毒性があるとされる物質。これを含む精油には私は今のところ出会っていません。ご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さいませ。
日本でこういう表記をされている精油メーカー、ありましたら教えて下さい。
芳香浴用の日本での精油表示と使い方
考えると、ぞわぞわします。
そして、それをどんどんよかれと焚くひとたち…
精油は1日中、香らせる必要はないですから。1回15分程度で充分!
だから私がアロマヨガプロデュースしていたときは、始まる前に15分付けて、
終わりのシャバアサナでスプレーを使うようにお伝えしていました。今頃他の人はどう使っているのかなぁ~
芳香浴は、飲用・塗布に比較すると安全かもしれないけれど、それも使い方次第。これからの花粉症の季節も、使われ方が心配になります。
ティスランド氏による無料ウエブセミナーWebinar案内
精油の安全性ガイドライン著者としても知られているロバート・ティスランド氏。
直接お会いしたことはないのですが、メルマガ登録をしています。AEAJも安全性ガイドラインは、これを参考にしていることですし。
彼が直接ウェブセミナーをする、しかも無料、録画配信もあり、ということで早速申し込みました!
Essential Oil Safety webinar with Robert Tisserand - Tisserand Institute
アロマテラピーによる事故は増えている、特に子ども。
受付メールと一緒に送られてきた資料によると、米国では子どもの事故が多いようです、アロマテラピー。
天然、自然=安全安心 という思い込みで、何かが起こっているのでは…と心配です。
http://tisserandinstitute.org/why-safety-is-important/
http://tisserandinstitute.org/new-survey-reveals-dangers-of-not-diluting-essential-oils/
日本でも中毒情報センターにユーカリ油の情報ありますし。
というわけで近日開催の下記講座も、アップデートした情報を加えて開催します。
アロマテラピーの化学~安全性と危険性:ガイドラインを読み解く~
上記講座では、この辺の情報の読み方も、追加でお伝えします。
おかげさまで3月31日の講座、リアル開催は満席となりました。ありがとうございます。
なお、録画配信のお申込みは、4月末まで承ります。