出張専門プロフェッショナルアロマ講師 aromaicca さのです。
先日、新潟県立図書館にでかけました。県内なら遠隔地でも県立図書館の本を借りられる!というサービスを活用するための登録を完了し、早速本の泉にダイブ!
この本はわたしの検索ワードでは出てこなかったのですが、偶然本棚で出会えたので席で読んでみました。
美容化学者かずのすけさんが、精油に関してコメントされた記事で「精油の安全性・毒性」についてこの本を参照していらしたのを思い出して。
本文を読む前に、注目すること
まえがき、訳者経歴、免責事項などに、最近注目しています。
まえがきには、その本を書くに至った事情であったり、著者の思想であったり、前提事項が俯瞰的に書かれています。つい、目的とする項目だけに着目しちゃいがちなのですが、部分だけをつまみ食いしても大事なことを落としている可能性があるな、と気づいた今日このごろ。
ちなみにこの本を翻訳したのはアニマルアロマセラピー協会の方々でした。
ペットアロマについても騒がしい昨今、ペットに対するアロマテラピーを検討されている方はこちらをお読みになることをお薦めいたします。
本の構成
精油の化学、毒性などの総論のあとに、精油ごとの各論が述べられています。
構成としては、精油の安全性に似ていますが、それぞれの精油について安全性・生物活性に関する記述があるのが特徴的と感じました。
印象に残ったフレーズ
検索資料情報の用紙ウラに、走り書きでメモを取りました。以下簡略化して書き起こします。興味をお持ちになった方は、ぜひご自身で本を見つけて読んでみていただけたらと思います。
- セラピストは人間をモルモットにするな
- 新種の精油を安易に使ったり、原液塗布・経口摂取・直腸膣内投与など危険なことをするな
- 一般的な精油、ラベンダー、ゼラニウムなどでも皮膚炎が発症している
- 化学・毒性学に無知なセラピストの病院内でのトリートメントについて、病院の安全委員会が承認しちゃった事例がある(形骸化してるってこと?)
- 親の承諾も治療の選択肢の提示もなく、看護師がアロマトリートメントを行った
- 子どものアタマジラミ治療を目的に精油を頭部に注ぐなど危険なことをやるな(頭部に原液塗布勧めてた男性がいたことを思い出しました。聞いたことのない資格を持っているといってましたが、本業セラピストではない。)
- こんなことやってるとそのうち比較的安全と言われていたアロマセラピーが危険な行為として、医療従事者の管理下に置かれるようになるのでは
- 臨床研究:過去の結果を評価するのに「科学的方法」を採用し始め、結果を疑問視し始めたセラピストもいる。「いんちき療法」と紹介されないようにせねば!
斜め読みの範囲ですが、アロマテラピーの安全性を考える会主催 林真一郎先生による新春セミナー アロマセラピストが学ぶべきこと の予習にもなりました。
結論
人だけでなく、本にもたくさん会いに行こう!
自分のメモが乱筆過ぎて読めません..,
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