古い話ですいません。
もうとっくに最終回終わっちゃったんですが、NHK土曜夕方6時からやってたアニメ、「MAJOR」。
あまりの入れ込みっぷりに、コミックス全巻大人買いしちゃいそうな勢いでした。(現在最新で78巻・・・)
野球がとりわけ好きってわけでもなかったのですが、のめりこんだ理由は、勝気な主人公がYIPS(イップス) にかかって悩んでるところがあったかから。
主人公の吾郎くんは、すごい勝気で、負けん気で、自分を犠牲にしてでもチームの勝利のために、常に全力投球するエースピッチャー。
利き手の右手を怪我して使えなくなったときも、野球を諦めるのでなく、左で投げる練習をしてサウスポーとして復活する。
いくつものでっかい大会を経てアメリカに渡り、マイナーを経てついに憧れのメジャーのマウンドに立つ。周りの期待も大きい。それに順調に応えていって・・・
なのに、ある日ボールを「投げられなくなる」。
それまで「普通にできていたこと」が、できなくなる。
スポーツ選手がかかるとやっかいといわれているイップスであることが告げられる。
でも「そんなはずはねぇ、ふざけんな!」と受け入れられない。
見ながら「あ~、これだ~」と涙が止まらなかった。
自分はこんなはずじゃない、そんなはずはない、なんでできないんだ っていうもどかしい思い。
共感する一方で、これまでどんな困難も乗り越えてきた強気な吾郎くんでさえ、メンタルを病み、身体に影響が出るのなら、へなちょこな自分が弱ったって、しょうがないよね、と救われもしました。
こころとからだって、どうしようもなく、ひとつのものなんだ。
できない ときは 無理にやるのでなく、とにかくやすみましょう。脳がSOSサインを出しているのだから・・・
「~しなくちゃ」が「~しよう!」って気持ちになるまでは・・・
あ、吾郎くんはその後ちゃんと回復して、万年最下位チームのメンバーの心に火をつけて、見事・・・!とハッピーエンドでした。
リーダーシップのあり方にも考えさせられる、いいアニメでした~
やっぱり買うっきゃしかないかしら