大人の学び直し・リカレント学習にアロマテラピー~知って・わかって・役に立つ!抗わないエイジング

アロマテラピーはおとなの総合学習。アラカンのわたしが香りとQOL向上・健康寿命延長について「10年前のわたしが知りたかったこと」を中心に、生涯現役最強アロマ講師を目指して学んでいること・最新キャッチアップ情報を現在進行形でお伝えします。

アロマテラピーのバリアフリーを目指して講師活動中。 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)認定スクール アロマテラピースクールまいかオフィシャルブログです。

【エッセイ】リスクとベネフィットのバランスから選択するお手伝いをする

この記事は2018.4.11ameblo記事のリライトです。

プロフェッショナルアロマ講師aromaicca さのです。

「メディカル」という言葉を冠につけて、

  • なんかスゴイ、効きそう
  • 権威がありそう
  • 薬を減らせる
  • 薬より安全に使える
  • 天然だから安心安全
  • 「え?まだメディカルじゃないの?遅れてる~」

…初めてそういう世界に触れた時にびっくりしたことを覚えています。

ちなみに

  • 診断・処方ができるのは、医師だけです。(医師法
  • 薬として承認されていないものを、効果効能をうたって薬のように販売したりするのは薬機法違反です。→たまに「◯◯健康法」「◯◯健康食品」などで捕まるひといますよね。
  • 治療を目的としたマッサージなど施術をできるのは、国家資格取得者のみです。(あはき法)


三者アロマテラピーを伝える、アドバイザー・インストラクター・セラピストは、耳にタコができるくらい、聞いていることと思います。

でも実際、現場にでると、効くとか治るとか、目に見える効果を謳う世間の人々に、目がクラクラすることと思います。わからないひとに「わかりやすく」伝えるために、そこに安易に流されないでほしいと願っています。

でっかく言えば自然療法の未来のためにも。

事故が起きて、自然療法そのものに規制がかかってしまったら、先人からの知恵を次の世代に繋げない。
それは避けたいし、なにより、自分の選択肢を守りたい。


「臨床アロマテラピーのうち、医師が実施するものをメディカルアロマテラピーという。」
アロマテラピーには多面性がある」
「バランスが必要」

Becoming an Aromatherapist: The Complete Guide to Training and Working in Aromatherapy (How to)

Becoming an Aromatherapist: The Complete Guide to Training and Working in Aromatherapy (How to)

 

 

臨床アロマセラピストであり、看護師であるリアノン・ルイス先生の著書にありました。(昨年の冬、ようやく自分用に翻訳して、読み終わることができました!)


リアノン先生はイギリス式、フランス式、両方を学んだかたです。

あなたのそばで、「メディカル」を語る方は、どんな経験を持った方ですか?
どんな定義をしていますか?
その定義は、医師法・薬機法・景表法など、日本の法律を遵守していますか?

リスク(危険性)に関して全く触れることなく、ベネフィット(利点)のみを語る人を、わたしは警戒しています。

日本ホリスティック医学協会の冊子ホリスティックマガジン2013保存版に

自然療法・ホリスティックセラピーは百花繚乱、
エビデンス欠如を巡る百家争鳴の論戦場、
ビジネスチャンスを巡って百鬼夜行する魔界の風景

という一節があり、なるほど、と思いました。

近代西洋医療ではカバーできないところを補うはずのアロマやハーブ。
「治療」に置き換えるのが、果たして本来の目的だったのでしょうか?

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精油と薬との違い(2018.3.31アロマテラピーの化学資料より)



「薬理作用のほうが、かおりの効果よりそんなに偉いの?
そんなに薬理作用重視するなら、既存の安全性確認された薬のほうがむしろいいじゃない?」

いまはそんな考えです。

精油オンリーで薬のかわりにはなりえない、というわたしの考えはこちらの動画でも。

アロマテラピーの化学・プレ動画】15分弱無料公開しています。

www.aromaicca.com

(ちなみに全編はおよそ2時間半の有料配信です。もっと聞いてみたいなと思っていただけたら嬉しいです。)

 

誰かが言っていたこと・世間の流行、に振り回されず、自分の考えをもって、伝えるひとであり続けたいと、わたしは思っています。

というわけでぜひ、「メディカル」を語る方には、まず定義を確認することをお勧めします。

自然療法で済むことなのか、自分の手に負えることなのか、自分で線をひく勇気と覚悟。
そして決して、適切な医療を受ける機会を損ねないこと。

「ときにアロマテラピーを勧めないことも有資格者には必要なこと」と、アドバイザー認定講習会の時に、わたしがお話することとも重なります。

夢中になったり、効果が得られると、すごいねっていわれると、つい忘れそうになることだけれども、そこは謙虚でありたいところです。

それがわたしの個人的見解です。

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クライアントのお話をよく聴き、いろんな選択肢を提案するのも大事な仕事。




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