大人の学び直し・リカレント学習にアロマテラピー~知って・わかって・役に立つ!抗わないエイジング

アロマテラピーはおとなの総合学習。アラカンのわたしが香りとQOL向上・健康寿命延長について「10年前のわたしが知りたかったこと」を中心に、生涯現役最強アロマ講師を目指して学んでいること・最新キャッチアップ情報を現在進行形でお伝えします。

アロマテラピーのバリアフリーを目指して講師活動中。 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)認定スクール アロマテラピースクールまいかオフィシャルブログです。

【受講レポ】林真一郎先生によるアロマセラピストのためのドメイン確認と能力開発(アロマテラピーの安全性を考える会主催)

雪国のアロマテラピー講師 地方を諦めないaromaicca さのです。

先週、上京してこちらのセミナーに参加してまいりました。 

私たちアロマセラピストは何を学ぶべきか、精油の作用と安全性の視点から

20190118林真一郎先生セミナー(画像:アロマテラピーの安全性を考える会さま)

林先生といえば、「グリーンフラスコ」ブログ、アロマトピアの「しんいちろうがもの申す」。 ナマで林節を聞いてみたい、そして安全性を考える会にご参加の皆様にまたお会いしたいと思って、上越新幹線に乗り出席してまいりました。

 

アロマセラピストのためのドメインの確認と能力開発

ざっくりまとめてみました。詳細は後日オンラインシェア会でお伝えします。

統合医療の普及と植物療法の位置づけ

標準治療と言われる現代医学と、植物療法を含む補完代替療法・最先端医療。

かつては対立軸だったが、患者さんの多様性を重視し、患者さんが自分で意思決定できる「いいとこ取り」をする統合医療を目指している。

【参考:林先生のお話に出ていた統合医療情報発信サイト】

www.ejim.ncgg.go.jp

 

医療モデル(キュア)から生活モデル(ケア)へ

疾患治療をターゲットにするのではなく、障がい・老化などに伴う「生活の質」「日常生活動作能力」の維持向上が注目される中、セラピストの役割は大きい。


米国での統合医療への取り組み

「おまかせ医療」から、患者さんが医師を選び、「患者さんのための医療」へと転換してきている。抗がん剤副作用を減らすために薬より優れていると判断されたアロマテラピー・ハーブを取り入れるなど。


アロマセラピーによる2つのアプローチ

精油の選び方に、薬理学的・精神神経免疫学的(嗅覚的に好ましいもの)、どちらもあるが、セラピストは標準医療の受診機会を失してはならない。


アロマセラピストの教育プログラム

ヘルスサイエンス、コミュニケーション、EBM情報リテラシー、3つそれぞれバランスが大事だが圧倒的に教育時間が足りていない。(同じテーブルでどう思うかを話し合う時間がありましたが、「試験に合格するため」「資格のため」の勉強に終わって、そのあとの実践に必要な知識を学ぶ機会がなかったね、という話になりました)

アロマトピア2015年#130にヘルスサイエンス・EBM・コミュニケーションに関する記事があるという紹介もありました。

www.fragrance-j.co.jp

補足

前回9月の林先生セミナーで話題になったテキストについて、久保田泉先生がご紹介くださいました。

アロマセラピー 標準テキスト 基礎編

アロマセラピー 標準テキスト 基礎編

 

↑11月のセミナー資料にも抜粋されていた資料、学会員でなくても購入できるとのこと。 

プロフェッショナルのためのアロマテラピー

プロフェッショナルのためのアロマテラピー

  • 作者: シャーリー・プライス,レン・プライス,川口健夫,川口香世子
  • 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
  • 発売日: 2009/09/05
  • メディア: 単行本
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 ↑この本、ちょうど県立図書館で借りてきたところだったのでラッキー!

 

感想

ボケやわらいのオブラートに包まれた、愛あればこその、ときに厳しい言葉。文字にすると誤解されることが多い、とご自身でもおっしゃっていましたが、リアル林節はセラピストを勇気づける言葉にあふれていると感じました。

林語録の一部をご紹介。

  • ライトを浴びる人は、努力しているの!
  • 「自信がないから始まらない」じゃ、不安が深まるだけ!
  • この指とまれ方式で、「やればいいの!」
  • ネット社会は発信したら拡散できる、これは凄いこと。
  • 病気にならないって、科学的には証明できないけれど素晴らしいこと、価値が高いこと。そこに生活に取り入れるセルフケアの意義がある。ハーブ・アロマ=ハイソじゃないよ。
  • 植物療法のポテンシャルを活かしきれないのはもったいない、知識をアップデートしよう!

 

事務局名語録も発生、「図々しいものが勝つ!

控えめなセラピストの方々も、もうみんな、笑っちゃってました。

また、情報リテラシーや人的ネットワークについては、新潟県長岡市内で企画開催した「アロマリテラシー講座」「イントラボ」「外部講師による講座開催」を細く長く継続しよう!と思った次第です。

最後にいつものとおりくっついて写真。右は林真一郎先生、左は久保田泉先生。写真撮るとき泉先生が林先生を真ん中にしようとしたら「真ん中はいやなんだよ、写真やなんだよ、魂抜かれるんだよ」とかわけのわからないことをおっしゃってたのを聞き逃しませんでした。 「はいはい、わたしが真ん中入りますから、はいはい、もっとよりますよ」と恐れ多くも私の左手は林先生のお背中にあります笑

 

アロマテラピーの安全性を考える会とは

主にフェイスブックページで情報発信されています。

トリートメントをするひとだけがセラピスト、ではありません。アロマテラピーに関わる方すべてが「アロマセラピスト」であると私は考えています。オープンなグループですのでぜひいいね!でご参加ください。他の方のレポートも紹介されています。

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フェイスブックをしていないという方は、考える会広報担当、アロマ・キュレーターの小林彩子さんのtwitterフォローをお薦めします!

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主催者さまのご了解をいただきましたので、このシェア会もやりますよ☆
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